品質保証部は開発部と一番よく絡む。
製造よりも開発。
技術よりも開発。
いかに開発と仲良くやるか?となりますが、
開発側に見下している人が多く苦労します。
品証はここがダメ!と、
一番よく言われることを紹介しよう。
現場状況の把握が甘い
「こんな不具合が発生しました!」
と品証は開発へ報告する。
そしたら、「で、どんな現場?」という話に。
品証は現場に行ったわけじゃないので、
修理業者などから聞くしかない。
もちろん、ちゃんと聞いてます。
でも、開発側はそれで満足しない。
「家族は何人ですか?」
そんなもん修理業者も知らんわ
「エアコンの設定温度は?」
知るわけないだろ
「清掃頻度は?」
聞いたら怒られるわ
品証からすると「そこまでわからない」と言う。
しかし、開発は「調べて当たり前」と。
「品証が調査しないから原因がわからない」
だから理系って言われるんだ
確かに、確認しようと思えばできる。
しかし、修理業者に連絡を取り、さらにお客さんに連絡を取る。
ただでさえ迷惑をかけているので、キレられることも。
「俺の使い方が悪いと言ってるのか!?」
そらそうなる
「ご立腹の奥さんにもう聞けませんよ!」
と修理業者からも怒られる。
品証の仕事は怒られっぱなしである。
品証も黙っちゃいないが
新商品など気になる不具合は品証も現場へ行きます。
開発の要望に応えるには、現場に同行するしかない。
しかし、それでも「品証の調査は甘い」と言われる。
ここでもう品証はご立腹。
開発も道連れだ
クレーム現場に開発も行ってもらうようにすると、
ここはもう開発も責任が生じるので無茶は言えなくなる。
本来、こうするべきだと思う。
現場調査は品証の仕事ではありますが、専門家ではない。
専門家である設計者が調査するのが一番良い。
これでもう、文句言われないだろう。
しかし、甘かった。
開発「この現場に行かせてください」
開発から現場指定の要望が多くて品証困った。
開発が行くなら、品証も行かなくてはならない。
現場調査の調整に苦労し、開発の秘書のような役割に。
結局、余計にしんどくなって品証は出張が増えたのであった。
楽しようと考えているので、品証はダメなのかもしれない。
~
開発は「こうやるべきじゃない?」と正論ばかり。
典型的な理系の考え方で攻めてきます。
「そもそも設計が悪いのが原因だろっ!」
と頭に来ることが多いですが、
品証としては我慢し、開発に協力しないといけない。
喧嘩はしてもいいですが、仲直りはしっかりと。
現場対応よりも開発への対応の方が疲れたりする。