「叱る上司、叱らない上司」
どちらが良いか?となると、これは人それぞれ。ただ、どちらが好きか?で自分の性格がわかってしまう。
叱る上司が好きな人
向上心が高く、素直な人。
仕事ができる人ほど、「叱る上司」を好みます。「よく叱られるけど、間違っていない」と、尊敬しています。「〇〇さんの時は毎日成長できた」と。
叱られることについて、納得できる実力があります。向上心が高いので、「成長できた」と満足。将来的に昇進を狙っているので、感謝の気持ちの方が大きい。
エリート社員はおおよそこの思考でした。
叱らない上司が好きな人
自分の考えが固まっている人。
叱られることが嫌いな人は「あいつの考えは理解できない」と受け入れません。自分の考えが正しいと思っているので、否定しない上司が良い。「俺の方がベテランだ!」と、若い上司を完全否定したりします。
向上心が無い新入社員も「優しい上司が良い」と言います。「俺は褒めて伸びるタイプだから」と反省する気がない。それはただ自分の考えを付き通したいだけです。
多くの社員はこの思考だと感じます。
ただ、上司にもよる
無能な上司から叱られるのは、誰もが耐えられない。
いくら向上心がある人でも、馬鹿な上司から叱られるのは嫌なものです。尊敬する人なら叱られたいが、馬鹿に馬鹿と言われたくない、と。
特に「楽したい上司」はメチャクチャです。「それやると面倒だからダメ!」というような。向上心ある人は不満の日々。
叱る人が好きになれるのは大人だけ
子供は優しい先生が大好きです。親以外に叱る人を好きになる、それは大人の証拠。
大人の責任を認識し、社会の役に立とうとする。この気持ちがあれば自然と素直な気持ちになり、先輩方の言うことを受け止めるものです。
本来はこの気持ちがあるのが普通なはずです。それが「叱られたくない」「楽したい」「言われたことだけを」と、志が何もない子供のような大人が量産されている。
「褒めて伸びるタイプ」とか、まさにその象徴です。できる人は「叱られても褒められても伸びる」。
叱られる度に感謝する。そんな性格になれば、大きく道は開けるはずです。
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以上、「「叱る上司、叱らない上司」どちらが好きかで性格がわかる」でした。