日本でも「ブラック企業」と呼ばれている企業が多くあります。
ではアメリカではどんな仕事が「最悪」とされているのか？
今回はこの記事を紹介・感想を書いて行きます。
「12 Worst Jobs in America（アメリカの最悪な仕事）」
最悪な仕事とは
１、組立作業員
工具や機械等を用いて部品を組み合わせ、製品を作る仕事です。
生産施設は事故やケガが一般的に起こり、
また単調作業が続くことから、労働者のストレスが溜まる事があります。
２、銀行窓口
銀行窓口はモバイルやオンラインの増加、ATMの普及により雇用が減っているため、
将来性としては厳しいものがあります。
それでかつ賃金はとても安く、キャリアアップも望めない。
多くはアルバイトとなるため、何の恩恵もない仕事です。
３、炭鉱夫
地下鉱山から石炭を採掘する仕事です。
日本でもちょっと前まではきついが稼げる労働として定番でした。
気候の変動や公害問題、鉱山の崩壊や事故など
安全面にやや難があることなどから死亡事故になる可能性も高く、
軽い傷や病気になる可能性も高い。
４、ファームワーカー（農業労働者）
農業機械を操作して畑や作物を耕作・収穫する仕事。
収穫した作物を保管場所に運び、出荷してようやく利益を得られる。
作物は季節的にも限られており、収入も低めなので
苦労に見合った収入とはいい難いです。
近年は機械による自動化も進み、雇用の減少も予測されています。
５、ファーストフードや即席料理のコック
ハンバーガーなどのファーストフード店や、
店内のフードコートにある簡単な料理屋の事を指します。
従業員は長時間働き、夕方と週末に頻繁にシフトが組まれています。
それでかつ給料もとても低い。
また、調理により軽い傷や火傷も起こります。
６、漁師
悪天候における海の大荒れなどに耐える必要があり、
不漁であれば収入も荒れるなど、収入面に波のある仕事です。
それでかつ死亡率もNO1という劣悪な仕事だ、と。
日本は魚文化なので収入は良い方ですが、
アメリカではやや落ちぶれた仕事なのかもしれない。
雇用の伸びは無いと言い切っています。
７、木こり
木材を伐採、機械を操作して丸太を輸送したり、
丸太を購入希望者の長さに切断するなどの仕事です。
森林の保全や枯渇の懸念などから伐採作業を行える場所も限られているため
雇用も伸びにくい職業となっています。
８、医療転写士
医者からの音声情報をもとに診察記録を作成する仕事です。
医者の発言を全て理解しないといけないため、専門知識が必要です。
現在では生産性の向上と医師による症例記録の直接記録の増加のため、
雇用は減少傾向にあると見込まれています。
９、新聞記者
現代では印刷によるメディアよりもインターネットを使ったオンラインメディアへの移行により、
2024年までに8%もの雇用が減少すると想定されています。
また締め切りの圧力と人員の枯渇によりストレスが溜まりやすい職業です。
それでかつ年間33,736ドルという低い給料であるため、魅力がない。
１０、郵便局員
郵便局の中でも、郵便物の仕分け・配達の仕事の話しです。
インターネットの普及により、電子メールが増加。
それにより郵送は年々減少し、2024年までに雇用は26%減と見込まれています。
１１、小売販売アソシエイト
小売業はいろいろありますが、スーパーマーケットだったり、
コンビニ、家電量販店など、生産者や卸売業者から
買ったあるいは仕入れた商品を売る仕事の事です。
従業員は夕方、週末、休日と作業を求められるため、
正社員というよりは、アルバイトとしての雇用が多いです。
オンラインショッピングにより１店舗あたりの仕事の数も減少傾向です。
１２、タクシードライバー
運転手は常に交通のストレスや潜在的な事故の危険があります。
また携帯のアプリを用いた配車サービスも登場しているため、
タクシー業界はますます厳しくなってくると予想されていあす。
日本でも配車サービスが広まり始めているので、近いうちに改革が起こるだろう。
総評
最悪かどうかの最終決定は働く人。
アメリカでは最悪と呼ばれている仕事ですが、主に雇用問題でした。
雇用の減少についてはしっかり把握しキャリアを考えたい。
需要が無くなればどうしようもない。
給料が安いと書かれていますが、
企業や内容によっては高級な場合があります。
決めつけはせず、しっかり個別に理解することが大事です。
