「ムダゼロ会議術」
大企業で働くと無駄と思える会議ばかりです。無駄な会議はゼロにしたかったですが、「会議の開催が決まり」となっているため、かなり難しい。ISO9001等でも定められている場合、なおさらに難しい。
役員クラスが取り組まないと改善されない問題です。実際、「もし私が大企業の役員だったら」と仮定し、ムダゼロ会議術を語ります。
1、決定のためだけの会議を無くす
別に会議をしなくても結論は同じだった。そう思える会議は不要です。
大企業の場合、会議は「決定させる場」でもあるため、ほとんどの場合は提案通りの決定となります。事前に根回しもするため、これといって揉めることは無い。
事前に話しがついているので、「決定のための会議」は不要です。
2、資料に書いてある通り読む馬鹿な行為を無くす
見たらわかることの説明は不要。
資料を読むだけという発表者は本当に多い。見たら30秒、読んだら10分です。その10分になんの価値もない。
まさに時間泥棒。
3、定例会を止める
特に重要な議論もないのに開催する会議は不要。
毎月集まりましょう!という会議が本当に多い。わざわざ出張してまでするので、かなりの無駄です。一応は「仲良くなる」というメリットはありますが、やはり無駄。
このためだけに資料を作ったり、関連部門を招集したり。もう無駄の極み。すぐにでも止めた方がいい。
4、係長に決定権を持たせる
何でも課長の承認が必要という、一極集中は無くすべき。
会議をやるにせよ、課長の承認が必要になる。係長は決定権がないので、課長に参加してもらう。こうなると課長に合わせた会議となってしまいます。
よほど重要なことでない限り、係長クラスの承認で問題ない。大企業の係長は中堅の人材なので、ベテランです。
5、勉強になるからという理由で参加させない
勉強として参加する人が多すぎる。
実際、必要なのは担当者と決定権がある人だけです。部下と上司、一人ずつで問題ない。なのに、「俺も聞いておきたい」と、無駄に参加する人が多い。
これが一刻も早く禁止しなくてはならない。無駄に参加して、無駄に残業。これが当たり前なのが大企業です。
まとめ
「決まりだから」と仕方なく開催する会議が大半を占めている。
その会議をやらなかったらどうなるか?と考えても、ほとんどの場合が全く問題ありません。担当者同士の打ち合わせで結論が出ています。
それを管理職が承認すれば良いだけのこと。承認が難しい難題のみ、会議をすればいい。もちろん、情報の共有方法は別途考える必要がある。
実際に大企業で長年働きましたが、本当に無駄会議ばかりです。会議のために1日が終わるという、馬鹿みたいな仕事。資料も係長、課長、部長の承認が必要で、やってられない。
取引先に提出する資料ならわかりますが、他部門に説明する資料でここまでやる必要はありません。どれだけプライドが高いんだ、という話しです。
このようにもの凄い壁があるのが大企業。だからこそ会議が多くなるのですが、やはり無駄です。ムダゼロ会議術を極めると、素晴らしく業績が上がるだろう・・・
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以上、「大企業におけるムダゼロ会議術を考える」でした。