「製造業って自分に合っているのかな?」
と、製造業で働きたい場合、誰もが思う疑問です。
「せっかく入社したのに無駄に終わった」と後悔しないためにも、実際に製造業で働いた経験から、製造業に向いていないタイプとはどんな人なのか?
業種によって異なる部分はありますが、当てはまるかどうかを確認してみましょう。
製造業に向いていないタイプとは
1、物事をのんびりと取り組む人
製造業で働くと、1日にどれだけ生産することができるのかを常に追求していきます。そして、組立などの作業の場合は仕事のはかどり方として「能率」を徹底管理されています。
「能率」を管理される主な理由は、数値化することで作業員の体調をその現場の管理者が常に監視していなくても、一目で分かる・気が付くことが可能です。
良い意味では「作業員の体調管理が容易だから」となります。
その一方で能率で管理されていると、その人の「作業量」もチェックされることになります。
そこで「物事をのんびりと取り組む人」の場合は、マイペースな作業になってしまうので、あまりにも作業量が周りと比べて低い場合、雇用形態にもよりますが「契約期間満了で辞めて頂く」という事になる可能性もあります。
製造業では「能率が高い人」の方が好まれるので、物事をのんびりと取り組む人は製造業で働くことはあまりおすすめしません。
2、不器用な人
物事に対して何かと「不器用な人」は製造業には向いていません。
製造業の中でもライン作業などの場合は、同じものをひたすら作るため「製品の品質にムラ」があることは好まれません。
最初から同じ製品をムラなく作るというのは難しいですが、働いている以上はいつかはほぼ同じように作る必要があります。
ですが「不器用な人」の場合、本人がどんなに必死に頑張っても成長があまり見られない結果になることは十分にあり得ます。
そのため、自分が「不器用」と自覚できるぐらいであれば、製造業で働くことはあまりおすすめしません。
不器用な人でも製造業で一生懸命働いている人は居ます。
ですが、周りより作業が遅くて迷惑をかけることもあるため肩身が狭い思いをする事もあります。そのような事に耐えるだけの自信が無い場合、辞めておいた方が精神衛生的にも良いです。
3、同じことを繰り返す作業に飽きやすい人
製造業でも、組立作業やライン作業は同じことを朝から晩まで繰り返すことになります。同じ場所で同じことを繰り返すため、見る景色はいつも一緒です。
そのような「変化のない作業」に対して、とても飽きやすいと思う場合はやる気もなかなか出ないため、作業効率も上がることが難しく、下がりやすいです。
なので、動き回ることが好きな人にとって組立作業やライン作業などの繰り返すような作業が多い製造業の場合はおすすめしません。
4、集中力が無い人
3番目の項目と同じような理由ですが、繰り返すような作業の場合なので集中力が無い人の場合、時間が経つのがものすごく遅く感じます。
もっと言えば、30分経過するのに自分の体内時計は、既に2~3時間経っているような気分にもなります。
作業としても同じことが続くことが多く、集中力が無い人にとってはあまり長続きしない作業なので、自覚しているのであればおすすめしません。
5、危機管理ができていない人
主に「楽観的な人」や「自己中心的な人」が対象です。
製造業では、作業員が大けがを負うことをとても嫌います。
企業によっては「事例」として起きたことを管理し、再発防止のため周知徹底を行う企業もあります。
そして、製造業ではケガに対するレベルが高く、手を切ってしまう軽い事例から最悪の場合は、作業員が死んでしまうことによる重い事例まであります。
そのため、危険を予測した準備や行動が求められます。
なので、自分が生活していてちょっとしたことでケガしてしまうことが多かったり、自転車や自動車などを運転した際に何かしらのケガや事故が多い場合は、製造業で働くことはおすすめしません。
自分や自分以外の誰かをケガさせてしまう危険性があるので、今後、別の企業で働くかもしれないのであれば、よく考えておいた方が良いです。
6、ずぼらな人
ずぼらな人、つまり「几帳面ではない人」はおすすめしません。
製品の中には精密な部品を取り扱うこともあります。その作業において、自分が原因による「不良品・不適合品」を出すことは企業としては損をする事になるのでとても嫌います。
他には、工具を粗末に扱ったことで、その工具が高所から落ちてその場に偶然いた人をケガをさせてしまった。
というような事例が製造業ではあります。
なので「大雑把」で作業をする人は製造業には向いていません。
まとめ
- 物事をのんびりと取り組む人
- 不器用な人
- 飽きやすい人
- 集中力が無い人
- 危機管理ができていない人
- ずぼらな人
これらに該当する人は製造業で働くことはあまりおすすめできません。
実際に製造業で働いていても、このタイプに該当する人は働いています。人によって強弱があるため、自己評価をしてから製造業で働いた方が良いのか考えてみましょう。