転職や復職で工場での勤務が決まって「頑張ろう」と思っている人もいると思います。しかし、自分の働き方が人事の評価に沿ったものであれば、長く働き続けることもできるようになります。
そこで、工場で働く場合はどのようなことを評価しているのか?その一例として、元工場勤務者が評価項目を紹介します。
参考までにどうぞ。
工場勤務における評価項目とは
1、時間厳守で会社や工場のルールを守れているか?
決められたルールに対して、「自分の都合で守らない時が無いか?」「自発的に守っているのか?」などを見ています。
工場だけでなく、会社で働く以上はルールを守ることは当たり前です。
2、安全に対する意識はあるのか?
工場勤務では、様々な設備や道具を使います。
なので、ケガや事故を招く可能性のある安全意識に対しては、神経質なほど取り組むため、かなり注目される項目と言えます。
3、目標達成への意欲があるのか?
工場で働くときに、個人かチームで何かしらの目標を掲げて仕事を行います。それに対して、明らかに目標を達成する意欲が無いという場合はマイナス評価です。
逆に、目標達成に向けて具体的な提案をしている人と言うのは、周りから見ても「達成への意欲がある」という事でプラス評価をしてくれます。
4、報告、連絡、相談をしているのか?
これは、工場勤務以外でも大切な項目です。
上司側から見ても、何かトラブルがあったのに報告しないというのは後で重大な事故につながる可能性があるため、早期発見が好まれます。
常に現場との連携は大切なため、とても重要な項目です。
5、仕事の正確性
工場勤務では、クレームの製品が出た場合、出荷した製品をすべて見直すという作業があります。
そのクレームが発生した場合は、本来であれば生産するはずだった製品の生産も休日出勤で対応するという事も普通にあります。
「仕事が早いけど、ミスが多い作業員」と「仕事は普通の速さだけど、ミスはない作業員」だと、ミスがない作業員の方が評価が高いため、トラブルのない作業員であることが大切です。
6、自分以外への支援はやっているのか?
職場で一緒に働いている場合、自分の仕事だけ終わったら後は何もしないというのは、評価としては低いです。
手が空いている時に、他のメンバーの補佐をしたり、アドバイスができる人であるなど、協調性がある方が評価としては高いです。
7、知識やスキルの習得はどうか?
同じ作業を繰り返しミスしている場合は、残念ながら評価としては悪いです。向き不向きはあるとは思いますが、それを良しとしないのが仕事です。
与えられた仕事に関する知識やスキルをきちんと習得しているのか?習得具合も評価項目の1つに加わっています。
8、コミュニケーション能力はあるか?
この場合のコミュニケーション能力は、喋るのが下手などを評価するのではなく、「言葉遣い」に対して評価をしています。
言葉遣いが悪い人を働かせておくと、周りの作業員もあまりよく思っていることは無く、連携が大事な仕事の場合は、全体的にも生産性が落ちる可能性もあります。
そのため、他のメンバーとのコミュニケーション能力はあるのか?という、仲間意識に対して評価をします。
9、担当業務に対する専門的な知識はあるのか?
7項目と同じようなものですが、こちらは「より専門性の高い知識」があるのかを評価しています。
作業において、何か異常があった場合などの判断や対処法、異常に対する正確な報告ができるかなどの知識が必要になります。
10、業務における能力はあるか?
こちらは、純粋に仕事に対しての能力の有無を評価しています。会社側が要求した仕事のレベルに達していないとマイナス評価を受けます。
逆に、同じ職場の仲間にアドバイスや提案ができるレベルになると、評価としてはプラスになります。
まとめ
- 職場の仲間の見本となる作業員であること。
一例として工場勤務の評価項目を書いていますが、とてもシンプルに求められる人材というのは、「職場の仲間の見本になる作業員であること」です。
これを意識しながら、細かく10項目を把握しておくと、工場勤務での評価が変わる可能性はあるでしょう。