世界的に「自分を動物に例えたら」という質問はあるようです。
日本では「動物占い」が登場したあたりから目立つ気がします。
一応は目的と回答例を知っておきたい。
この質問の目的
おおよそでいいので、性格を知りたい。
「ナマケモノです」と答える人は活動的とは程遠いだろう。
「チーターです」なら「スポーツが好きなのかな」とか、
「目標に対して一直線な」といった感じに想像できる。
基本的にはこんな程度のことを知るための質問です。
あと、想定外の質問にて反応を見る目的もあります。
基本的な考え方
どういう人を求めているか?を把握する必要がある。
求めている性格かどうかを確認する質問です。
毎日が終電の職場なので、「ライオン」のような人が良い、と。
逆に、誰とでも仲良くする人が良い場合は草食動物系を。
もちろん、こんなのは嘘でかまわない。
求めていそうな動物を答えよう。
面接は演技の場でもあります。
「今の自分はどんな人物を演じているのか?それは動物だと?」と、
これはを事前に考えておけば問題ない。
回答例
必ず理由を問われるので、最初から理由付きで答えます。
<例1>
「目的の達成のために全力で走り続ける生き方をしているため、サラブレッドです。」
<例2>
「皆の方向性を合わせるコミュニケーションが得意なので、イルカです。」
<例3>
「どんな時も頼れる人と言われておりますので、最も人間に貢献している動物、ウシです。」
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ここも「相手が求めていることを言う」のが基本。
当然ながら嘘をペラペラ話そう。
「イルカです。なぜなら、」という答え方でも良い。
海外ではどうか?
「フォーブス」にてこの質問に対する記事がありました。
面接で「自分を動物に例えるなら?」と聞かれたら
この分野のプロである「Liz Ryan氏」の回答はこちら。
率直に言って、精神年齢が高く知性のある人であれば、
求職者に「自分を動物に例えるなら」などとは聞かない。
こんなばからしい質問は、求職者に聞くべきではないのだ。
こんなことを質問するのが上司になるのであれば、
その会社は断るのが良いともおっしゃってます。
ただ、そうはいっても答えないといけないので、
こういう場合は次のようにするのが良いと話す。
そんな質問をされた場合、次のように答えて、
お遊びの世界から本物の会話に引き戻そうと試みるのもよいだろう。
「私は環境問題や気候変動に興味があるので、
地球温暖化のシンボルとしてホッキョクグマになるかもしれません」。
答えになっているようで、なっていない。
面接官が求めている答えではないので、
私としては良くない回答だと思います。
いくら馬鹿らしい質問だったとしても、
相手は真面目なので真面目に答えるのが一番です。
場に合わせる。
仕方ないなと、「よくこんな嘘言えるわ」という回答をしておきたい。
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以上、「面接官「自分を動物に例えたら」の意味と回答例とは」でした。