会社にとって「良い商品を作る」「丁寧なサービスをする」というのは大事なことです。
しかし、それが過剰となって経営が傾く事例もあります。
その中で、売上や利益などを上げようする場合、
結論を出すには人が多いほど効率的なのか?
その答えを「ヒューリスティック」という言葉を踏まえつつ話していきます。
ヒューリスティックとは?
合理的・短絡的に問題を解決しようとする考え。
上記のような答え方になりますが、分かりやすく言えば、
問題を解決する際に「経験則」から答えを出すというもの。
何かしらの問題が発生した場合、いろんな検証を行う手間が発生しますが、
経験則から答えを導き出せば、素早くかつ効率的に結論が出せる方法です。
なので、必ずしも経験則から来た答えが正しいとは限らないし、
人数によっては偏ることもあります。
多いほど結論は出るのか?
人が多くなるほどさらに混乱する。
現代社会では、生き残りをかけた競争が激化しており、
変化も著しい時代となっております。
そんな、速さが必要な現代では、より「良い商品を作る」ために
求められてくるのが「経験則」であり「ヒューリステック」です。
しかし、経験則は一人ひとりが「異なる常識」を持っていることもあるため、
「Aが利益が出る」「いや、Bの方が利益が出る」
と、意見がまとまらないことが多くなり、
増えれば増えるほど、不合理な方向へ組織が進んで混乱しやすくなります。
なので、会社全体が「ヒューリステック」の考え方で動いても、
必ずしも正しいとは言えないのです。
では、どう対策すればいいのか?
いきなり利益を追い求めてはいけない。
会社として利益を上げ続けることは大事です。
しかし、いきなり利益を追い求めていても、組織が不合理な方向へ進んでしまいます。
なので、先に利益ではなく「効率と合理性の向上」を優先することが
結果的に利益につながるようになるでしょう。
結果ではなく過程に注目することが大事です。
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以上、「ヒューリスティック」による問題点でした。