今まで書いたのは序の口です。あんな程度で辛いと思っていてはやっていけない。
実際に泣くことになるだろうことを3つ伝えておこう。
1、馬鹿にされまくる
理系の開発が馬鹿にしてくる!
ほんっと、嫌なことを言う人はいるものです。基本的に品証って見下されているので、立場が弱い。
開発「え~こんなことも知らないのwww」
自分「はい。。(聞いたこともないわっ)」
品証は他部署に協力してもらってなんぼな仕事なので、低姿勢に出て、いろいろと教えてもらわないといけない。ここでプライドが許せない人はもう、喧嘩です。
「殴った」
という先輩もいるので、品証の恐ろしいところ。開発よ、調子に乗るのは危ない。
開発は「そこまでやるの?」という気持ちが大きい。品証は「お客様のために!」と必死に協力を乞う。
この温度差、辛いところです。
2、現場のおっちゃん、怖いです
品質保証部の仕事は、製造現場への調査が必要になります。自社であったり、協力会社であったり。
組み立てラインに張り付いて、監視。作業を止めてパートのおばちゃんにヒアリング。
「品証どっかいけよ・・・」
と嫌がられている視線をもの凄く感じます。ここで問題になるのが、怖いおっちゃんです。
「うちはルール通りやってる!信用してないんか!ああ!?」
もう、若い人はビビりますね。土方の金髪のおっちゃんに命令するような感じです。
ここはやり方次第でとても楽になる。品証にはベテランの製造出身が多い。ということで、「ちょっと手伝ってください」と協力してもらうと、
先輩「おう!元気か!?」
製造「先輩おはようございます!どうされましたか?」
と、上下関係が厳しい世界なので余裕の調査となる。こういったテクニックを身に付けないと、品質保証の仕事は辛くて泣けるだろう。
なお、あまりにも品証と製造の喧嘩が多くなり、調査は品質管理課を通すようになったという。
3、原因がわからないと死ねる
品証で一番辛いのは、原因を特定できないこと。
調査結果を回答しないといけないのに、全くの不明。日限が迫っているのに、まだ調査中、、やばい、、
というのが一番辛い。泣ける。基本的に誰も協力してくれないので、一人で抱えます。相談はもちろんしますが、それでも解決しない問題はある。
取引先から回答を求められる。明らかに自社製品が悪いが、原因は不明。これで「原因不明」の回答はできない。
こうなるともう、他の仕事ができない。どんどん仕事が溜まり、残業に休日出勤。
日限はおおよそ伸ばすことは可能。しかし、伸ばしたからには原因特定しないといけない。
この辛さ、想像しただけでも嫌になるだろう
辛いことだらけ
品質保証の仕事は辛さが目立つ。
クレーム対応で怒られ、社内からも煙たがれ、営業からはどんどん電話・メールが来る。
でも、でも、
達成感はもの凄いある。無事解決できた時の爽快感。お客様の感謝の声。
これを求めて、日々の辛さに耐える。品質保証、そんな仕事です。