品質保証の仕事を知っている人は少ないだろう。
大学生の99.9%が狙わない仕事な気がする。
新卒「品証に配属・・・orz」
となる部署だった。
しかし、想像以上に面白く、経験を積める仕事。
転職活動にはほぼ有利にならないのが難点ですが、
まぁ、どこよりも楽しめる。間違いない。
意外と求人も多いので、是非狙ってみてほしい。
品証はどんな仕事をするのか?
これは会社によって全然違う。
品証の仕事の範囲が広すぎるのだ。
自分のとこは誰もが羨む大企業だったので、「品質保証部」として独立。
中小なら開発部の「品質保証課」だったり、
名称すらなく製造部の「品質管理課」の仕事だったりする。
仕事内容もクレーム対応から法規対応まで、かなり幅が広い。
新商品開発にも携わるので、その場合はほぼ開発部門の仕事内容です。
広く深い知識が求められる。
文系出身でも普通に図面を書いて、部品を作成したりする。
勉強会として出張して講師をすることもある。
マイルが貯まるぞ。
このあたりは、次回以降にいろいろ書いていこう。
品質保証の目的
品質にて利益を得る仕事です。
「お客様満足の向上!」とか「クレーム費用削減!」とか、
いろいろ言い方はありますが、根本的な部分は品質にて儲ける部門。
過剰にならず、最適品質で最大の利益を得る。
不具合があれば原因追及し、新商品へ反映。
お客様の声を反映させ、売り上げアップ。
地味に重要な仕事です。
だから優秀な人を寄こせ社長っ!!となる。
あんまり、大事にされていない職場でした。
自分はそう感じています。
開発部より格下で、見下される存在。
プライド高い人はクレーム対応などやりたがらない。
一言で的確に表すなら、「開発の設計ミスの尻拭い」です。
代表して謝罪し、現場対応をする。
どうしてもミスは出るので、ミスをプラスに変えていく。
現場の声を聞き、開発側へフィードバック。
開発では気づかない声を反映させ、利益向上を狙う。
かっこよく、そう考えておこう。
どんな人が働いているのか?
会社によって違うのは当然ですが、
自分のところの場合はこうだった。
・開発出身・・・20%
・技術出身・・・10%
・製造出身・・・50%
・営業出身・・・10%
・新卒出身・・・10%
このように、寄せ集め集団です。
特にスキルを必要としないことから、
「とりあえず放り込め」という部門。
いや、真面目に言うと、いろいろな専門家が必要な部門です。
製造が多いのは「体力的に厳しくなって製造引退」という人が多かった。
「なぜあなたは品証に?」
と聞くと、面白い答えが返ってくる。
自分のチームの場合、こうだった。
Aさん「前の職場で喧嘩して」
Bさん「前の職場で喧嘩して」
Cさん「前の職場で喧嘩して」
どんな荒くれ者の職場なんだ
自分「前の職場で喧嘩して」
と、個性の強い品質保証部。
いったいどんな楽しい日々が訪れるのか?
次回から壮絶な日常を書いていこう。