アメリカで後悔した仕事に関する調査があり、
そのベスト5を紹介した記事がありましたので、紹介します。
「MONSTER」から「5 Most Regretted Jobs(5つの最も後悔した仕事)」
最も後悔した仕事
1位:キャッシャー(レジ)
「平均年俸18,600ドルで、レジ係の46%が仕事を後悔している」と書かれています。
給料がかなり低く、スキルも身に付かない。
顧客満足のために何もすることもできない。
給料が良ければ別かもしれませんが、
この誰でもできる仕事(アルバイトで十分)において、
それはあり得ないことだろう。
2位:メカニック(機械工)
「メカニックの43%は後悔している」と。
ここでは自動車の工場勤務が挙げられています。
年平均給与36,100ドルと若者には魅力で良い仕事ですが、
それ以上に増えることはなく、年々体力的にもきつくなる。
将来に待っているのは、何もスキルのない中年人材。
目先の利益に釣られ、過去を悔やむ人が多いだろう。
3位:中学校の教師
平均年俸は43,800ドルと、まぁまぁのレベルですが、
ここで後悔しているのは「仕事の幅広さ」です。
「こんなはずではなかった」と。43%の人が後悔。
親との付き合い、学校内での派閥、部活動、
これらによりストレスが半端なく、後悔する仕事トップ5にランクイン。
日本でも部活動の顧問になるのがほぼ必須で、休みなく終日子供に尽くす日々になる。
このあたり、いろいろと課題になっています。
子供は感謝の気持ちゼロというのも辛いところ。
4位:配達ドライバー
年間平均給与が31,600ドルで、42%の人が後悔。
低賃金、身体的要求の厳しい仕事で、かつ何のキャリアにもならない、と。
日本でもドライバー不足が深刻です。
長時間労働でかつ、上がらない賃金。
ドライバー不足で倒産する会社も出てきました。
個人的には、法人料金を無くせば良いのにと思います。
5位:銀行窓口
年間平均給与24,400ドルで、銀行預金者の37%が後悔。
給料が低く、キャリア的にも価値のないという点もありますが、
一番は「お金の入出金を狂いなく行う」という精神的な辛さが要因のようです。
日本人はこういうところは苦にしていない気がするのですが、
アメリカはやってられないような辛いことなのだろうか?
昔はこんな仕事でもいつかは昇進して上級職になっていたようですが、
今はそれは「非現実的」だそうです。
昇進するにはスキルを身に着け転職するしかない、と。
今の日本も同じで、窓口はパートや契約社員です。
昔は正社員で給料もたっぷりなのが銀行努めでした。
アメリカと同じく、満足度は低いのだろうか・・
以上です。
今は「スキルを身に着けてのキャリアアップ」が収入を増やす基本です。
日本もだんだんとそうなっており、格差はさらに広がるだろう。
そんな社会なので、「何のスキルも身に付かない仕事」は後悔でしかない。
給料は低くても、キャリアアップのレールに乗っているならOK。
夢(目的)を達成できる可能性がある仕事を選びたいものです。