「こんな会社やめてやる!」と転職を決意してみたものの
いざ転職となると転職先でうまくやっていけるのか?長続きするのか?不安になります。
そこで、産業別で離職率が現在どうなっているのか?
ランキングにして紹介します。
産業別離職ランキング
産業別にすると最も離職率が多いのは「宿泊業、飲食サービス業」が1位の30%です。
仕事内容は「ホテルやリゾート、飲食店」などの職業です。
2位は「生活関連サービス業、娯楽業」の20%です。
仕事内容は「葬儀業、美容業、理容業、結婚式業、旅行業、競輪、競馬」などです。
3位はサービス業(分類されないもの)が3位で、どのような職業のことなのかというと、
例えば廃棄物の処理に係る技能や技術を提供する「廃棄物処理業」や
物品の整備や修理に係る「自動車整備業、機械等修理業」、
労働者に職業を紹介する「職業紹介・労働者派遣業」などのことを指しています。
このように離職率1位は「宿泊業、飲食サービス業」でした。
なぜ離職率が高い?(宿泊業)
例えば宿泊業の「ホテル業界」の場合ですが、この業界は中途社員が多いです。
転職者が元々多い業界で、転職に対するハードルが低いので、
「会社を辞める=悪い」という図式になりにくいようです。
ホテルからホテルへとその業界で覚えた経験を活かして、
次の新しい会社へキャリアアップすることが当たり前となっていることから
結果的に宿泊業での離職率は高めとなっています。
なぜ離職率が高い?(飲食サービス業)
では飲食サービス業はどうなのか?
こちらは「長期労働、休日が少なく不定期」などを理由に退職する人が多く、
特に長期労働による体調不良が原因となり、辞めざるを得ないという人もいます。
また飲食業は体力がとても必要です。
20代で働いているときはそこまで感じなかったかもしれませんが、
30~40代になると「体力的にも厳しい」、「このまま仕事をしてもいいのだろうか?」と
将来的にも不安になってしまうので、転職を考える人が多いのです。
そのため離職率が高くなっています。
まとめ
宿泊業・飲食サービス業のどちらも仕事が激務、給与や人間関係で退職する人も多いですが、
「キャリアアップ」などを目的とした前向きかつ流動的な宿泊業界と
体調不良・将来的な不安を理由に仕事を辞める飲食サービス業界。
この2つの異なる環境から離職率がそれぞれ高くなっているため、
産業別でも、離職率が高い業界1位になっています。