「ブラック企業」という言葉があり、その反対には「ホワイト企業」という言葉があります。
しかし「どういう企業をホワイト企業と呼ぶのか?」とても気になるところ。
そこで「ホワイト企業とはどのような企業なのか?」
その判断基準を調べてみました。
どんな企業が「ホワイト企業」と判断したらいいのか?
ネット上の「ホワイト企業」とは?
- 残業時間が無い、少ない
- 福利厚生が充実している
- 離職率が低く、勤続年数が長い人が多い
- 仕事に対しての評価制度がきちんとしている
- 有給消化率が高い
- パワハラ、いじめ、嫌がらせがない
ネット上のホワイト企業とは、上記の項目がほぼ共通していました。
また、ブラック企業と判断される材料で「サービス残業」があるため、
その反対となる「残業代がしっかり支給される企業」もホワイト企業と言えるでしょう。
しかし、ホワイト企業とは呼べなくても、
「仕事に対するやりがい」から辛い仕事でも天職と考える人もいます。
そのため、ホワイト企業の判断基準は人によって曖昧になりやすいです。
政府から見る「ホワイト企業」とは?
- 安全衛生優良企業に認定された企業
政府目線だと「ホワイト企業」となる会社は、
「安全衛生優良企業」に認定された企業のことを指しています。
(上記はその認定マーク)
※画像引用元:厚生労働省「安全衛生優良企業公表制度」
この安全衛生優良企業とは、
・労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組む。
・高い安全衛生水準を維持・改善をしている。
などがあります。
申請を行い、その基準を満たした企業が「3年間」の期間は、
厚生労働省から「優良企業」という認定を受けることができます。
その評価項目の中には、過去3年間の
・有給休暇の取得率が70%以上。
・残業時間が1週間で40時間を超えず、2か月連続して月80時間を超えた人がいない。
・定期健康診断の有所見率が前年よりも改善している。
なども含まれています。
「認定基準・評価項目」は細かく審査されるため、詳細はこちらより確認してください
⇒厚生労働省「安全衛生優良企業の認定基準・評価項目」
また、今現在「優良企業」として認定されている企業を探す場合は
厚生労働省のホームページから探せるので、そちらから検索することができます。
⇒厚生労働省「優良企業の紹介」
まとめ
- 自分にとって働き続けられる企業がホワイト企業
ホワイト企業の定義は曖昧な部分も多く、定義が人によって異なるので、
行き着く結論としては「自分にとって働き続けられる企業」が
ホワイト企業という判断になってしまいます。
しかし、それでは答えとしては不十分なので、
「自分にとってこれがホワイト企業」という項目を5つ挙げて、
それを満たしている企業で働くことがホワイト企業と考えることがベストでしょう。