「これはリーンスタートアップでいこう」
ベンチャー企業の成功確率を上げる技です。
本場アメリカでの技なので素晴らしいものですが、
日本ではどうも勘違いしている人が多そうなので、少し語ります。
リーンスタートアップとは?
「Lean startup(無駄のない起業)」という意味です。
受け入れられると考える最低限の状態で発表し、
反応を見て進退を決める起業方法です。
WEBサービスやゲームだと「β版」がこれに当たります。
これだと失敗しても損害が少なく、
かつ利益は狙い通り得ることができます。
これにより何度も挑戦できるのがメリットです。
よくある勘違い
悪いと思っていながら発表する人が多い。
「未完成ですが、見てください!」と、反応を伺うのは最悪です。
基本的に第一印象で全てが決まるので、ここでダメなら撤退濃厚となる。
次があると思ってはいけません。
あくまでも「最低限」です。
受け入れられる最低限の状態で発表しないといけない。
そのままでも十分利用できる状態であることが必須です。
開発速度を上げ、かつ損害を抑える手法
時間とお金が腐るほどあれば、この手法は意味がない。
やはり、理想の状態で発表する方が良いものです。
鉄は熱いうちに打て!と、盛り上がっている時に大々的に販売できます。
大人気ゲームシリーズはβ版などやりません。
あくまでもベンチャーで、資金もなく成功する保証もない場合の手法。
一度の失敗で再起不能になるのを防ぐことを重視しています。
大企業は中途半端なことをやるとイメージダウンにもつながるので、あまり向いていません。
売れるものも売れなくなります。
まとめ
画期的なサービスでは有効な手法。
今までにない新しいものは、受け入れらるかどうかがわかりません。
天才経営者なら別ですが、ほとんどの場合は失敗するものです。
実際に成功者は0.3%程度というデータもあるので、失敗前提となります。
そこで損害が1億円となると、再起が厳しい。
最低限で作れば1000万円になるなら、それから始めたい。
最初から生きるか死ぬかの博打をすることはありません。
そのような生きる術となるのがリーンスタートアップです。
甘い気持ちでやるものではないので、気を付けよう。
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以上、「時代遅れではない!リーンスタートアップの正しい意味を再度知るべし」でした。