初めての工場勤務、最初は誰もが「頑張るぞ!」と意気込むことでしょう。しかし、現実は甘くなかったと後悔している人は多いです。
その原因の1つが「放置」です。
新人が工場で働き続けるために必要なことを紹介していきます。
そもそも、なぜ新人を放置してしまうのか?
なぜ、新人を放置するのか?働き始める人にとっては困ることですね。理由は様々ですが、要するに「新人教育が整っていない」ということです。
新人からすれば「迷惑」な事ですね。「こんな職場、やってられるか!」と怒りを示す人もいると思います。
しかし、せっかく採用してもらったのですぐ辞めるのはもったいない。会社を辞めるのは簡単なので、まずはどうすればいいのか対策を考えてみましょう。
ありえない!なんでマニュアルがないの?
そもそもなぜ「マニュアルがないのか?」を知っておく必要があります。その答えは「作るのがめんどくさい」という理由がほとんどです。
マニュアルとは「その作業の手順書であり、ルール」です。その作業手順書を偉い人に確認させることもあるでしょう。なので、いい加減なことは書けません。
特に最初の作り始めは細かいところまで説明を書くので大変、その後は、ちょっとした変更があると修正(更新)が必要にもなります。
また「作業方法が人によって異なる」という理由があると、作業方法を統一したとしても「指導書通りに動いてくれない」などもあります。
このような理由から「作っても無駄、更新が面倒」と考えてしまい、マニュアルを作ろうとしない工場が存在するのです。
どうすればいい?
職場で正式に採用されるマニュアルは上司が作るので、現場で使えるシンプルで簡単なマニュアルで良いので作ることをおすすめします。
上司に「この人に教えると、今後自分が楽になる」と、メリットがある状態を作るのです。
なので「今後、新しい人が来た場合、楽させるために作るので私に教えてください」とお願いしてみるといいでしょう。
そして、自分が教えてもらった内容をどんどん積み上げて簡易版のマニュアルを作り、正式なマニュアルを作ることになれば、参考にしてもらうという流れが理想です。
工場によっては「そこまでしなくていい」と言われるかもしれませんが、自分が仕事をできる状況にしてもらうことが大切です。
教える人を決めていない、教える人が忙しい
教育係を決めていないという事はほとんどないですが、上司が「決めてなかった、忘れてた」など、上司が「できない人」もいます。
普通の上司だとしても「自分の仕事に精一杯で気が回らない」など、職場自体が多忙の場合は教えてくれないこともあります。
また上司が「ちょっと待ってて」と言われることもありますが、その”ちょっと”が1~2時間放置されることも考えられます。
このように、新人のために割くを事忘れてしまう上司がいることを覚えておきましょう。
また、教える自信がないから教えないことも
また別の問題として、上司というよりは同じ現場で働く先輩によくあることです。
入れ替わりの激しい職場でありがちなのが、「教えるだけの技術を持ってない」という人に聞いても断られることがあります。
「自分が教える自信もないから教えられない」という理由から、周りの作業員も新人に教えることができないのです。
どうすればいい?
上司が忘れ去られている可能性も考えると、待つよりも自分から動いた方が良い事もあります。また、身近に同じ作業をする職場の仲間に聞いてみてもいいです。
中には聞かれるまで答えないという人も絶対にいます。それは、まだ働いて数か月なのに「いつの間にか先輩になってしまった」からです。そのような事もあるため「積極的に質問した方が良い」となります。
もしくは「分からないことは誰に聞けばいいのか?」を事前に聞いておくといいです。初めての職場に緊張してしまうかもしれませんが、覚えておきましょう。
教える上司・先輩が『なんでもやってくれる万能人間』とは限りません。自分が放置されて困らないためにも、必要な情報をあらかじめ引き出しておきましょう。
あなたが嫌い
「えぇ、なんで…?」と考えてしまうかもしれませんが、あなたの事を何かしらの理由から嫌っていることもあります。
例えば「若い」ってだけで嫌われることも。
若いという事は仕事もバリバリできる人材なので、自分の地位を脅かす可能性がある場合は、あの手この手で困らせることもあります。
このような「プライドが高い人」が存在していると、理不尽な理由で嫌い、仕事を教えてくれないことがあります。
どうすればいい?
嫌いと思っている人が、どれくらいの頻度で付き合っていくことになるレベルにもよりますが、上司などの直接自分の評価に関わる人の場合は、転職も検討した方が良いでしょう。
先輩や同僚などの場合は、自分から距離を取るなど働き続けられないこともないです。しかし、人間関係からうつ病になったり体調を崩しやすい体になることはあります。
これから長く働くことになる将来を考えると、無理をした働きはやめた方が良いでしょう。
最後に
あれこれ対策をしてみても「もうダメだ」と思ったら転職がおすすめ!
自分が何も行動せず対策もしなかった場合は、反省する必要がありますが、
・あれこれ頑張ってみたけどダメだった。
・もう取り返しのつかない状態になっている。
などの場合は悩んでしまうかもしれませんが、新しい職場を探すことをおすすめします。
体を壊して長く働けなくなった人、どうでも良くなってしまった人を見てきたので、自分の事を第一に考えて、一歩を踏み出してみるといいでしょう。
どちらにせよ、自分から積極的に行動することが大事です。もし、同じ工場系で働きたい場合は転職サイトをまとめた記事があるので、そちらから新しい仕事を探してみるといいでしょう。
そして、自分に合った職場を見つけた時に、心の中で「今働く工場、最高!」と、前の職場と比較して叫んでみるとスッキリします。ぜひ、お試しください。――以上、放置されて辛い!新人が工場勤務でやったほうがいい行動でした。