「仕事を頑張るのは当たり前」そう思いながら自分が持てる力以上に日々仕事を頑張っていると思います。
しかし、その中でも正社員を目指している契約社員は、組み立て作業を頑張りすぎてはいけないというのを語っていきます。
なぜ頑張りすぎてはいけないのか?
特に大手の工場となると、正社員を目指して日々頑張る人が多いです。
一定数の頑張らない人に比べれば評価されますが、正社員雇用の採用人数は非常に狭き門で、会社側からすれば安く雇い続けたい。
そのため、他にも頑張っている周りの競争相手を出し抜き、「本当にお金を払っても良い優秀な人材」を目指す必要があります。
なので「生産だけ」どんなに頑張っても甲乙つけがたいため評価されにくいのです。
上司が見ているのはあなたの頑張りではない
もちろん上司の中には「頑張り」を評価をしてくれる人も稀にいます。しかし、大体の上司は自分の与えられた仕事を終わらせることに必死です。
自分の管理する現場の進捗状況として生産が問題なく進んでいるのか?今月の納品までに間に合うのか?という事をどうしても優先に考えてしまいます。
そして、問題になった時にようやく腰を上げて対応します。
このように上司は数字を見て行動するため、作業者が頑張っているかどうかを見るのは、日々の出来高の数字だったり、グラフなどをつけて記録しているのであれば、その用紙を見るだけです。
その人が現場でものすごく頑張っているのを見て感じるのは現場の人だけです。上司ではありません。
このようなことから一定の効果はあるが、「生産だけを頑張りすぎても効果は薄い」という事になります。
では、どうすればいいのか?
契約社員が正社員を目指す際に、大手の場合だと正社員の雇用試験があります。会社が定める正社員の条件を満たしつつ、上司の推薦が必要になります。
上司に気に入られない事にはチャンスは回ってきません。もっと言えば、雇用試験の順番にすら割り込めません。
そこで、生産以外にも力を入れる必要があり、どんなことをするのかと言うと、「職場全体に効果のある改善」と「職場環境の改善」です。
自分だけ生産力を上げる改善ではなく、職場全体に展開できる改善が上司には好まれます。上司は職場の改善が仕事の1つに入っていることもあります。
目標などを掲げている職場であれば、それを達成しなければならないため、それを部下が達成してくれるというのは非常に嬉しく助かることです。
なので、契約社員は上司の目線で物事を考えつつ行動する事が正社員への近道になることもあるのです。
資格取得は?
仕事が出来る幅を広げるため。
工場は何でもできる人材の方が重宝されるのは誰もが考えることです。
人事異動のリスクも高くなりますが、正社員として飯を食べていきたいのであれば、資格取得するなど、働き方の幅を広げた方が同じくらいの競争相手と比較したときも少し有利になります。
あとは、会社を辞めるときにも便利です。
転職でもっと上の仕事を目指すこともできるし、独立して自分で稼げるようにもなります。いつ気持ちが変わって会社を辞めるか分かりません。
そんな時に取ってよかったと思えるようになるのが資格なので、万が一を考えて持っておくことをおすすめします。
最後に
生産は頑張らなければならない、だが頑張りすぎてはいけない。
今回紹介した「組み立ては頑張りすぎてはいけない」ですが、だからと言って「頑張らなかった」場合は、別の結末も考えられます。
その別の結末についてはこちらを見てください。↓
なので、与えられた仕事は頑張る必要があります。
しかし、一定以上の頑張りは効果が薄いため、その分は別の事に力を入れるのがうまい立ち回りとなるでしょう。
――以上、契約社員が組み立て作業で頑張りすぎてはいけない理由でした。