転職談話

第26話:品質保証部は原因解析が上手くないと地獄というのがわかる話し

投稿日:2018年08月23日

品質保証の仕事 第26話
執筆者
社長としての立場で語ります

品質保証部は原因解析の日々

何をするにせよ、故障品等の原因を解明しないといけません。
その結果をデータにしたり、社外文書にしたり、改善要望に繋げたり。

そんな時、必ずあるのは「迷宮入り」。

全くわからない

原因不明で放置されている不具合がある。

あれやこれやと原因解析をしても、わからない。
なぜにこういった症状になるのか?
現場へ行っても不明、試験でも再現せず。

ある時、その不具合が増加して、原因究明を命じられた。

迷宮入り案件を自分一人に命じるっておかしいだろっ!と思うも、
そんな個人プレーが品質保証部。
なお、前回は関連部署が総力を挙げてもわからなかった。

これが、さすがにわからない。

症状は水漏れです。
返却された故障品や試験では水漏れしない。不思議、と。

ひたすらに試験

もちろん、他の仕事と同時進行。

空いた時間に迷宮入り案件に手を付けるという、高難易度。
考えてもわかるわけがないので、あらゆる試験を実施。

「〇〇君、頑張ってるね~」

と冷やかしにくるおっちゃん達。
確かに楽しそうに見えるだろうが、結果を求められるので辛い。
くっそ高い圧力をかけて爆発させようかと思うほど、難航。

いろいろやっている中、たまに再現することがあった。
これだけでもかなり助かる。

「なんとか再現までできました」

水漏れする理屈は全くの不明での苦しい中間報告。

原因解明へ

あっけない幕切れだった。

やけくそでパッキンを外して、試験を実施。
これをすると大漏水するはずだった。

しかしなんと、全く漏れない。

あまりにも寸法精度が良く、樹脂同士の干渉部なのにしっかりシール。
ありえない。樹脂でシールなどありえない…ことはないか。

これにより、パッキンからごくわずかに水漏れしたものが、
樹脂シールによりありえない箇所に水圧がかかり、
わけのわからん漏水に至っていたことが判明。

世界よ、これが日本の技術…

難しいものほど簡単

わからないものほど、原因は簡単だったりする。

こういった原因解析は数えきれないほどやっていますが、
難しいと思っていたものほど、簡単な原因だった。

「なーんだ。納得。」と。

今回も図面を見る限り「ありえない故障」だったので、
そこの固定概念が原因究明を難しくしていた。

だから、「わからん!」という故障ほど、
簡単に簡単に考えることにした。
開発がわからないものは、簡単な想定外が原因だ、と。

だいたい、それで合っている。

そんなこんだで、迷宮入り案件は素早く対策。
パッキンをよりコストをかけてご立派に。
ただ水漏れはいずれ劣化で起こるので、樹脂シールを無くすのが根本的な対策。
これも寸法をちょっといじるだけという、簡単な対策。

完全に品質保証部の成果!

部長「やるじゃないか」

と高評価を得たのであった。

しかし、ここで成功すると無茶ぶりが増えるのは言うまでもない…

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