工場勤務の「単純作業」といえば、やる事自体はシンプルです。
そのため、早さを追求すればするほど頼られる存在となることも可能。
しかし、どうすれば作業を早くできるようになるのか?と、疑問に思うはずです。
そこで!単純作業が早い人はどんなことに意識しているのか?
元工場勤務が語ります。
意識しているポイントとは
1.自分が使う作業台に違いがある
ライン生産よりもセル生産の方式で作業している部署だと分かりやすいですが、
ほぼ専用台のような仕事場で作業が早い人の作業台を見ると違いがあります。
・使用頻度の高いものほど近い位置に配置
・足1歩分の距離も無駄
・自分の腕の長さに合わせた道具の配置
など、「どうすれば早くなるのか?」と改善した作業台であることがすぐに分かります。
仮に自分がよく使う作業台ではなくても「使いやすい」と感じることもあるので、
真似できる部分は、どんどん吸収すると良いでしょう。
2.ただ物を取っているのではない
本当に早い人は部品を取る姿はボクサーのジャブのように見えます。
しかも、部品を落とすこともないレベル。
それだけ洗練された動作で部品を取って作業をしています。
単純作業は手の器用さを重視されがちですが、
作業速度を上げる場合は、動作1つ1つを早く動かすことを意識する必要があります。
そのため、慣れるまでは体力を使いますが、
作業のスピードを上げるというのはそれだけ体力も使うという事です。
なので、未経験者でも若くて体力がある人材は好まれます。
3.生産以外の時間に無駄がない
単純作業において無駄なことは「考える、探す」です。
仕事をしながらであれば特に問題ないですが、
「仕事を中断する必要があるほどの状態」はなるべく避けなくてはいけません。
特に物を探すというのは非常に無駄で、自分の生産の出来高に影響が出ます。
作業が早い人は仕事を始めてから物を探すのではなく、
少し早く作業場に来て、必要なものがどこにあるのか把握したりと
段取りを整えて行動しています。
4.注意するところ、反省点を探す
時間が来たら「今日の仕事終わり」で済ます人は次につながる努力をしていません。
ここで大事なのは、今日悪かった点を探していく事です。
・何が原因か?
・どう改善すればいいか?
をとことん追求していきます。
そして、悪いところを1つずつ改善していくと、次第に作業スピードにも効果が出ます。
その原因を追究していった結果、効果が出た人が作業が早い人なのです。
まとめ
作業が早くなるだけの基礎と意識を完璧に。
どんなに若い人でも作業スピードが遅い人はいます。
しかし、その人は本当に改善をしたのかどうか?が問われているケースが多いです。
「ただ仕事をしているだけの人」と「追及を重ねている人」では、
・作業に対する意識の違い
・追求を重ねた環境づくり
に差がしっかりと出ます。
「所詮は単純作業」と笑う人もいることでしょう。
しかし、その追及していく姿勢はどんな仕事でも活かすことができます。
自分が意識していなかった部分があれば参考にして
明日から新たな一歩を踏み出してみましょう!
追求してもダメだった場合は?
根本的にその仕事が合っていない。
意識も変えて、作業方法も追求したけど結果としては変化がなかった場合、
それは自分にとって今やっている仕事が合っていないという事です。
どんなに頑張っても成果が出ない人は必ずいます。
そんな「全力を尽くしたがダメだった」という結論が出た段階で「転職活動」をおすすめします。
工場関連であれば、転職サイトをまとめた記事があるので、
そちらを参照しながら、自分の新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
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以上、単純作業が早い人が意識している4つのポイントでした。