社会人になると「人間関係」は、無視できないものです。
そして上司と部下の関係は企業で働く上では決してなくなることのないことです。
そこで「部下が上司に求めることは何か?」と、
これからの上司が意識する必要のある項目は何なのか?
朝日生命保険相互会社の「働き方意識調査アンケート」の
調査結果を基に感想を書いていきます。
部下が一番に上司に求めるものは何か?
- 仕事の成果を正しく評価してくれること。
部下が最も上司に求めていることは「仕事の成果を正しく評価してくれること」でした。
というのも、部下にとって正しい評価をしてもらいたいのは、
「誰よりも頑張ったのに周りと評価が同じ」というのはやる気を失うきっかけにもなります。
例えば、陰で仕事を支えている人と、よく喋る人や派手なことをしてアピールする人の場合、
上司の評価の影響を受けやすいのは後者です。
仕事を陰から支えている人の中には、とても重要な役割を果たしているのに、
それに気づくことが無い場合やその頑張りを自分のものにするなどすると、
部下としては、不満に思うことがほとんどです。
そのため、部下が上司に求める事が「仕事の成果を正しく評価してくれること」となります。
見た目は地味な事でも、大きな支えとなっていることがあります。
今一度、部下がどのような役割を果たしているのか?見直してみることも大事です。
魅力のある上司は社外活動が充実している
- 社外活動が充実している上司に魅力を感じている
こちらはリクルートの意識調査の結果です。
この調査結果によると、仕事一筋な上司よりも社外活動が充実している上司の方が
「人間的にも魅力がある」と部下は感じているようです。
さらに、部下は上司の社外活動の学んだことを職場でも共有して欲しいかとの質問に対しては、
図表4-1のように当てはまる人が多い結果となっています。
また、図表4-2のように、20代の一般的な社員の本人の社外活動の有無で見ても、
職場での共有をしたいと思っている人がほとんどでした。
なので、部下にとって上司と何か共通の話題が話せるという事は、
それだけで良好な人間関係を築くことができるきっかけにもなるため、
社外活動で学んだことを職場でも共有したい傾向があるのです。
まとめ
- 上司は正当な評価を与えつつ、仕事外でも充実している人を好む。
全員がというわけではないですが、意識調査の結果を見る限りでは、
部下が上司に求めているものとして、仕事面では「成果を正しく評価してくれる人」であること。
そして、仕事以外では「社外活動が充実している人」が
部下が望んでいる上司という事になります。
社外活動なので、勉強会でも、趣味でも、育児や介護など、
同じ境遇である上司の方が、アドバイスなどを貰うことも可能なので、
部下としては、そのような上司を求めていると考えることができます。
仕事以外でも繋がりが大切ということになります。
具体的に何系の上司が求められているのか?についてはこちらを参照してください。
⇒今どきの部下が望む「理想の上司」とはどんな人?