大企業の中途採用は狙うべきか?
これに答えは無いですが、
経験上から考えておきたいことを語ります。
1、本社かグループ会社か
本社かと思ったらグループ会社というのはあるある。
大企業はグループ会社が何十個もあります。
当然ながら本社が一番偉く、グループ会社は部署みたいなもの。
社員としても「俺は本社の社員だぞ」という意識がある。
そのくらい、グループ会社とは格が違います。
したがって、本社なら中途採用で行く価値ありですが、
グループ会社なら「大企業」という恩恵は低く、価値は下がる。
福利厚生などは変わらないと思いますが、
赤字で部門廃止になったり、給料が低かったり、
本社での役員は狙えないなどデメリットは多い。
グループ会社の社長は本社の部長~低級役員レベル。
2、昇進しにくい
大企業は新卒割合が多く、中途採用者は昇進しにくい。
中途採用当たり前の企業なら関係ないのですが、
大企業は新卒から一生懸命働いた人が昇進に有利です。
次の係長、課長のポストは決まっているので、中途採用者が課長になるのは厳しい。
いつまで経ってもよそ者扱い。
転職できたはいいが、昇進せず年収が増えない可能性は十分にある。
「次は自分しか課長になれる人がいないだろ!?」
と思っていても、本社からやってきた人が課長になる。
そういう世界。予測不可能です。
3、キャリアアップしにくいことも
仕事の幅が狭すぎて、次のキャリアアップに繋がらないことも。
大企業で一番苦労するのは、「多くの仕事を学べない」という点です。
中小企業なら一から十まで一人でやるものですが、
大企業は一から十まで担当がいます。
このため、他所では使えない独自技術しか身に付かなかったり、
経営者としてのスキルが身に付かなかったりします。
生涯働くなら問題ありませんが、キャリアアップ狙いなら注意です。
何もしなくても売れるので、結構お気楽です。
甘い、ぬるい、楽すぎる、そう感じるかもしれない。
まとめ
ブラック企業に疲れたなら中途採用を狙う価値あり。
自分としてはこう思います。
バリバリ働いてキャリアアップしたいなら、中小起業の方がいいと思う。
甘い部署だと、大学みたいな雰囲気です。
もちろん会社によって違うと思います。
プロフェッショナルが揃った部署だと、かなり厳しくなるだろう。
昇進コースとなるエリートが集まる職場もきついです。
ただ、そんなところに中途採用などまずない。
募集するところは何かと理由があるものです…
悪くはない。
悪くはないが、そこで終わってしまう可能性が高い点に注意です。
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以上、「大企業への中途採用を目指す前に知っておいてほしいこと」でした。