新規卒業者(新卒)の人がやっとの思いで会社に入社してみたものの「この会社、辞めたい・・・」と悩む人も少なくありません。
でも「今辞めていいのか?」「辞めるとしてもいつ辞めればいいのか?」と考え込み、結局中途半端な気持ちのまま、仕事をなんとなく続けてしまう。というケースがあります。
では「新卒者の会社の辞め時はいつなのか?」今回はこのテーマで話していきます。
そもそもどんな時に会社を辞めようと思うのか?
新卒の社員が「この会社辞めようかな」という気持ちになると、口を揃えて言う言葉が、「自分の思っていたのとなんか違う・・・」です。
この気持ちになるのは入社後、早い段階で思うようになる気持ちで、実際に入社してみた後の『理想と現実のギャップが激しい』から考えるようになります。
他には「上司や同僚との意識のズレ」や「度重なる出張や当たり前のような残業」などで自分の思っていた理想との違いから、転職を意識し始めます。
自分が思っていた理想と違うから「辞める」は大間違い!
注意しなければいけない事として
・「上司が最悪」
・「仕事が合っていない」
・「出張・残業がつらい」
など、自分が思っていたのと違うから辞めようと考えることが一般的ですが、これはあくまで「退職する理由、きっかけ」です。
そのように感じた、思ったから「会社を辞める」というのはベストタイミングではありません。なぜなら「退職後、次にやる転職活動のことを考えていないから」です。
新卒は次の会社のことを考えて辞めることが大切!
例えば入社して3か月ぐらい経過したときに「自分の思っていたのと違う」と考えて退職すると、「会社をたったの3か月働いただけで退職している人材」として、その後の転職活動で不利な立場で会社を探すことになります。
面接で「前の会社を入社後、3か月で辞めているようですが?」と、忍耐力が無いのではないか?と警戒されて突っ込まれる可能性があります。
転職において「若さ」は武器になりますが「忍耐力が無い」と誤解されては意味がありません。なので「面接で突っ込まれた時の理由作り」を含めて「1年以上」は働いたほうがいいです。
「本当は入社してすぐ辞めようと思ったが、とりあえず1年間は頑張ろうと考えました」と「ちょっと何かあった程度では会社を辞めない」ことをアピールできます。
転職業界の求人が増え始める前に辞めるのがベストタイミング!
会社を辞めても「転職の時期」を間違えてしまうと、今度は転職に失敗してしまう恐れがあるため注意が必要になります。
転職する際に求人が増え始める時期が「2~3月」と「8~9月」です。これは「4月入社」と「10月入社」に合わせていることが理由となっています。
また転職活動に成功する(集中できる)平均的な日数は「約3か月」されているため「1月」と「7月」から転職を始める必要があります。
これらを踏まえると、「12月」と「6月」頃に会社を辞めることがベストタイミングとなります。
まとめ
理由・きっかけからではなく、転職活動に合わせて会社を退職する。
ネット上では「仕事が嫌になった時が辞めるタイミング」と書いていることがありますが、それは次の転職活動のことは、何一つ考えられていません。
次の自分に合っていそうな仕事や会社に就けるまでは終わりではないので次を見据えた上で会社の辞め時を見極めましょう。