工場の仕事には、様々な専門知識が必要なもの。
または資格がないとできないものなど、様々です。
そう考えると、工場で働くのも少し悩んでしまうかもしれません。
しかし、今回紹介するのは「女性や初心者」などに人気の
「組み立て（組立）」について経験者が語っていきます。
組み立ての仕事ってどんなの？
組み立て作業と言っても自動車などの大きなものや
小型冷蔵庫サイズのもの、カメラぐらいの手のひらサイズのものを組み立てたりと様々。
実際に働く工場で組み立てる製品によって違います。
今回紹介するのは自動車などの大きな組み立て作業ではなく、
女性でも簡単に仕事ができる小型サイズの組み立てについてお話します。
女性にもおすすめの組み立てとは
画像引用元：菱陽電気株式会社
組み立て作業の主なパターンは2つで
・ライン生産方式
・セル生産方式
です。
組み立て作業と聞くと、同じものがひたすら流れて来て、
それを手に取って組み立てるライン生産の方がイメージしやすいと思います。
しかし、私が紹介するのは「セル生産方式」の組み立て作業です。
セル生産による組み立て作業の良いところ
この仕事の良いところは、
・自分のペースで仕事ができる
・今自分が立っている場所は自分だけの場所（領域）
という特徴があります。
1人に1台の作業場が与えられるケースであれば、
周りと肩が当たるほどの狭い空間で仕事をすることもありません。
また、セル生産は効率化を考えた結果、手の届く範囲の中で
部品を取って作業するため、組み立て中はほぼ動く必要がありません。
仕事内容によっては、2人で1つの製品を組み立てる仕事もあるので、
その場合は、若干狭い空間での作業となる可能性はあります。
理想の仕事場は1人1台のセル生産です。
セル生産による悪いところ
初心者の段階では気にならないですが、
仕事にも慣れてくると周りの人と同じぐらいの生産が必要になる可能性があります。
自分の組み立てる速度が周りに比べてあまりにも遅いという事になると、
契約更新がされない、あるいは別の部署へ異動も考えられます。
※非正規雇用の場合は注意しましょう。
仮に契約更新されたとしても、同僚からあまり良いように思われない事もあります。
なので「自分はテキパキとできる人間だ」という自信を持っている人におすすめです。
厳しく言えばこのように語ることになりますが、
良い職場であれば生産数が遅くても異動もなければ、契約更新もしてくれます。
ただ、現実を考えると「事業縮小」や「人手が欲しい」などの理由から人員を割く場合、
遅い人から順に「お呼び」がかかるので、多く生産できる人員である方が長く仕事ができます。
セル生産の仕事は求人から見分けられる？
本音を言えば、正確に「この求人はセル生産でやっている」と判断することは難しいです。
工場や部署によって生産方式は異なるので、働いてみるまでは確定は出来ません。
しかし、このセル生産の求人で多いのが「初心者、女性活躍中、組立」の求人です。
また、その仕事が食品関係だと「ライン生産」を採用している工場が多く、
基盤を入れたりなど、機械系の仕事であれば「セル生産」を採用している可能性は高いです。
なので、より工場系が集まる転職サイトの方が詳細に求人情報を載せていることもあるので、
工場系の求人サイトを一度覗いてみることをおすすめします。
工場系の求人サイトってどれ？
いきなり工場系の求人サイトから探した方が良いといっても、
探すのが面倒くさいと思ってしまう事があると思います。
そこで、工場系の転職サイトをまとめた記事があるので、
そちらから自分に合った転職サイトを見つけて、求人の詳細を見ると良いでしょう。
詳しくはこちらをどうぞ↓
最後に
セル生産の組み立て作業は立ち仕事なので辛くなる可能性あり。
工場勤務といえば「立ちっぱなしで仕事をしている」というイメージがあると思います。
はい、その通りです。
これはセル生産でも同じことが言えます。
なので「立ち仕事の経験がない」あるいは「最近デスクワークばっかりだった」など、
立ち仕事が未経験、ブランクのある人は辛い可能性があるので注意しましょう。
立ち仕事に関する対策についてはこちらを参照してみてください。↓
――
以上、女性におすすめ！工場の仕事の1つ「組み立て」とは？でした。
