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「残業が当たり前」は嘘!?工場勤務で定時退社できる条件とは

投稿日:2018年06月22日

5時

「工場勤務で働いてみようかな」と思った人が疑問に思う事で、

「残業は当たり前?」や「定時退社は可能?」

というものがあります。

現代社会では「残業当たり前」と言われるかもしれませんが、
「必ずしもそうではない」という事を、元大手工場勤務経験者が答えていきます!

残業は当たり前?

工場勤務だからと、

「残業は絶対にある、定時で必ず帰ることができる」

という答えがあったとしても、それをそのまま鵜呑みにすると後悔します。

このようにネットで調べても意見が正反対に分かれている理由として
『その人がどんな職場に配置されたのか?』の一言で片づけることができます。

大きな工場で働くことになると、いろんな部品の製造や組立を様々な部署が担当します。
その時に大事なのが、『その部品・製品はどれぐらい必要になるのか?』です。

「製造する部品」または「組立作業」によって完成した製品の
1ヶ月の生産数が運命を分けると言っても過言ではないです。

なので、毎日3時間残業する職場もあれば、週2日に1時間ほどの残業でOKな職場と様々。

もっと簡単に言えば、

「必要な生産数」

から

「職場の生産能力」

を引いた残りが「残業時間」です。

あとは、少ない残業時間で帰れる生産能力を持っていて、
生産管理の人から「追加で生産数を増やされない限り」は3時間も残業することは無いです。

作るほど売れる(利益が出る)ものを作っている場合は、早く帰ることは厳しいです。
そのような職場で働くようになった場合は、残業当たり前の覚悟をした方がいいでしょう。

定時で帰ることはできるの?

私の経験した工場では「子供の面倒が・・・」という理由で定時で必ず帰れた女性はいました。
また、そのような理由がなくても帰れた人もいます。

ここでも「1ヶ月の生産数」が関わってくるところで、
1ヶ月の生産数に間に合うのであれば、定時で帰ることはできます。

そして、残業体制で生産することになったとしても、
会社が決めた従業員1人あたりの残業時間の上限を超えることなく生産できるのであれば、
定時で帰ることができるのです。

だから、決め手となるのが『残業で残ってくれる従業員の数』です。

従業員が多いほど1人あたりの負担が減るので、
結果的に2~3名か定時で帰ったとしても、残りの7~8人がカバーできれば問題ないです。

さらに言えば「残業でもっと金稼ぎたい」という考えの人が多いほど、
定時で帰りたい人にとっては、毎日天国のように定時で帰ることが可能なのです。

誰かが残業することで、定時で帰ることができると覚えておきましょう。

まとめ

残業は生産する職場次第、定時の有無は従業員の数次第。

このように自分が働くことになる職場によって、
残業時間と定時の有無が決まると思っていいです。

機械・ロボットをメインに使った作業が含まれている場合は、
生産できる時間というものはほぼ決まっています。

このような職場の場合は「生産をスピードを上げる」というのは簡単にはできないため、
残業ばっかりの職場は、いつまでも残業をする職場となるでしょう。

「物が売れて売れてしょうがない」や「作るほど会社にとって利益になる」であれば、
国が定める法律のギリギリを攻めた残業時間になる可能性は高いです。

「人数」と「生産数」、この2つが適切である職場なのか?という点が
工場勤務での疑問解決の糸口となるため、働いて初めて答えが出ることでしょう。

――
以上、「残業が当たり前」は嘘!?工場勤務で定時退社できる条件でした。

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